Netflixの『地面師たち』って知ってるか?この夏、けっこう話題になったらしいぞ。巨額詐欺事件をモチーフにしたクライムサスペンスなんだ。原作は新庄耕の小説で、地主になりすまして不動産を売却する詐欺師集団を描いてるんだよ。綾野剛と豊川悦司がダブル主演で、監督は大根仁だ。
へえ、そんなドラマがあったんだ。おれは普段ドラマとか見ないけど、詐欺師の話って面白そう。しかも実際に起きた事件が元だなんでしょ?リアリティがあってドキドキしそうだニャ。
で、どんなストーリー?これから観るから、ネタバレしすぎない程度に教えて。
どんなストーリー?
そうだな。この辻本拓海(綾野剛)って男が、家族を失って自暴自棄になってたところを、ハリソン山中(豊也川悦司)に誘われて、地面師グループの一員になるって設定なんだ。しかも、石洋ハウスって大手デベロッパーを巧妙な罠にかけて、都心の一等地をめぐる壮大な詐欺劇が繰り広げられるんだよ。
石洋ハウスね。これ積水ハウスっぽい名前だニャ。
ああ、そうそう。積水ハウスは実際に55億円もだまし取られたんだ。その実話を元にした話だ。
そんな巨額詐欺が成立していたとは?!びっくりニャン!
地面師、大手デベロッパー、そして警察。この3つの勢力が絡み合って、金と欲と土地に翻弄される人間模様が描かれてるんだ。
Netflix作品となった経緯
監督の大根仁は、事件自体に興味を持って映像化したんだって?
自分がなじみのある土地で起きた事件だったから、興味を持ったんだとか。それで原作が出版されて、すぐに映像化の権利を問い合わせたんだって。
でも最初は映画で考えてたのか。なんでNetflixになったんだ?
大手の映画会社もテレビ局も内容的に難しいところがあったらしいが、Netflixならいけたっていうことだ。しかも、このクライムサスペンスっていうジャンルは、日本のNetflix作品としては初めての挑戦だったんだって。
視聴者を引き付ける仕掛け
で、この作品は視聴者が一気にみたくなるような仕掛けを入れてるって聞いたけど。
そうそう。クリフハンガーっていう技法を使って、エピソードの終わりに新たな展開を用意するんだ。次の話が気になって仕方ない感じになるんだよ。しかも、音楽は石野卓球が手がけていて、連続して見たくなるような仕掛けが満載だ。
へ~。すぐに俺もはまりそうだニャ。
俳優陣も豪華だ。綾野剛、豊川悦司、リリー・フランキーに山本耕史まで、今の日本を代表する役者がずらりと揃ってる。
すげ~!豪華!
ジジーが特に印象に残ったのは、豊川悦司。ハリソン山中って得体の知れない男を怪演してるんだ。ウエスタンブーツを履いてるんだが、それが後半の重要なシーンで効いてくるんだけど、詳しくは言わなーい。
興味が湧いてきたーー!『地面師たち』、今夜でも一気見しちゃおうかニャ!
参考:Netflix『地面師たち』 作り手が強く意識した「表現の容赦のなさ」:日経クロストレンド (nikkei.com)
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