今、米が品薄だが、国が備蓄している米は放出しないのか?
備蓄の件だが、乳首とは関係ないよな。言葉が似ているけど。
そもそも、コメの備蓄ってどうなっている?
政府による米の乳首、いやいや、備蓄だが、「平成の米騒動」をきっかけに95年からスタートしている。
平成の米騒動は、「1993年の記録的な冷夏に起因する米不足現象の総称」だな。
(ウィキペディアより)冷夏って、猛暑の今は、ちょっとうらやましい気もするが。
政府は毎年20万トンの米を買い入れて、5年間保管しているんだ。100万トンを目安に備蓄しているということだ。
5年を過ぎたらどうなるんだ?
それは、飼料用などとして販売している。🐖🐓🐄
なるほど。で、今は、どれくらい備蓄しているんだ?
今の備蓄は91万トンだ。これはどれくらいの量かというと、日本の米の年間消費量が約700万トンと言われているので、単純計算で2か月弱相当だ。
それだけの量の米を、どこで、どうやって保管しているんだ?
全国約300の民間倉庫で、一定の温度・湿度が保たれた上で保管されている。5年前の米も十分に食べることは可能とのことだ。
これまでに、備蓄米の放出の事例はあるのか?
これまでに、備蓄米を放出した例はあるのか?
ある。大災害の時に放出している。例えば、2012年の東日本大震災の時は、約4万トンを放出している。このときは、米の倉庫が被災して供給量が減ったため、補填が行われたんだ。また、2016年の熊本地震の時には、約86トンが放出された。
コメ(困)ったときには、放出してくれるんだな。
今回はどうなるんだ?放出するのか?
うん。大阪の吉村知事も放出を訴えていたが、実は備蓄米の放出には条件があるんだ。
条件って?
農水省の備蓄米放出の条件は、次の3つだ。
・10年に一度の大凶作
・2年連続の不作
・災害等の緊急事態
条件に該当したら、放出までどういう流れになるんだ?
備蓄米放出までの流れは、こうだ。
まずは、❶「緊急調査」だ。米の在庫や価格などの調査が入る。
で、この調査をもとに、農水省食糧部会で❷「必要性の議論」がなされる。
議論を経て、最終的には農水大臣が❸「備蓄米放出を決定」する。
ただ、このプロセスには数週間の時間を要するため、すぐに放出というわけにはいかない。
今回は、備蓄米放出の条件に該当するか?
今回のケースはこれに当てはまるのか?
いずれも該当しない。
今年に関しては、米の不作ではない。また、それに加えて、9月からは今年度分の新米がでてくるので、供給が見込めている。9月には、1年の出荷量の4割程度のコメが本格的に出回るらしい。だから、現時点では放出する状況にはない、というわけだ。
なんだ。まったくコメ(困)らないじゃん。
それ加えて、チクビもあるから安心だ。
ビチクじゃー!チクビって言うな!
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