また運転手が逮捕…って、ほんとに悪いの?

いま読んでるニャ~

SNSでは「横断歩道がない所を渡ってたんだから、歩行者が悪いのでは? なのに運転手が逮捕されるのおかしくない?」って意見が多かったの。
やっぱりおかしくない?

いや、逮捕されたからといって「全面的に悪い」ってわけじゃないよ。
逮捕っていうのは、有罪判決とは関係ない、“捜査の初動”のひとつなんだ。
逮捕=有罪?その誤解

でも、逮捕されたって聞くと、もう「この人が全部悪い」ってイメージつかない?

そこがまさに誤解されやすいポイントだね。
たとえば今回みたいに、歩行者が道路を渡っていて事故に遭った場合、運転者には「予測して事故を防ぐ注意義務」があるから、まずは事情を聞く必要があるんだ。
被害者が重体なら、「過失運転致傷」の可能性もある。だから現場で逮捕されることもあるんだよ。
SNSにはこんな冷静な声も

そういえば、こんな投稿も見かけたの。
「逮捕は“罰”ではない。重大事故が起きたから、一時的にでも身柄を確保するのは当然。過失割合の判断は後でされる話。」

その人、よくわかってるね。
捜査の流れとしては「逮捕 → 勾留(または釈放)→ 起訴するかどうかの判断 → 裁判 or 不起訴」ってステップがある。
“有罪”っていうのは、もっとずっと後の話なんだ。
それでも残る“社会的制裁”

でもさ、不起訴になっても、逮捕されて報道された時点で“世間的には有罪”みたいな空気になるよね…。

うん、それが現代の怖いところ。ネット記事はずっと残るし、名前が出てしまえば、検索でも表示される。たとえ不起訴になっても、「あの人、逮捕されたんだよね?」っていう印象は消えない。

……それって実質的には罰みたいなもんじゃない?

その通り。
“逮捕されたけど不起訴”というケースでも、人生は変わってしまう。
この構造、ちょっと毛が逆立つ話だニャ……。
まとめ:私たちができることは?

じゃあ、私たちはどう受け止めればいいの?ニュースで「運転者を逮捕」と出たとき。

まずは、「逮捕=有罪」ではないという前提で考えること。
そして、感情だけで“悪者認定”せずに、「どんな経緯だったのか」「報道以外の視点はあるか」を想像してみること。
誰かを守ることにも、自分を守ることにもつながるよ。
ジジのひとこと

「“逮捕”は、事件の終着点じゃない。むしろ始まりにすぎない。
本当の判断は、裁判や調査の結果で決まるんだ。
だからこそ、報道を読む私たちにも、“慎重に受け取る姿勢”が求められてる。ニャ。」
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